8月も終わりなのだから、時季としては晩夏ということになるのだろうが、近年の酷暑ぶりを見るに、体感では9月一杯までは盛夏だろうと言いたくなる。
特に今年は、例年に比べ梅雨が長引き、夏の始まりが遅く感じたことも相まって、加えてコロナ禍で帰省もままならなかったから、エアコン絡みで電気代やガソリン代を浪費した夏という印象しかない。
そんなコロナ禍の夏にあって、弊社は在宅勤務の仕組みだけ整備して、一向に運用という話にならない。
かくいう仕組みも、第一波の感染拡大が続いていた3月下旬に私が大騒ぎして、叩き台の取りまとめ役をもぎ取り、ピークを過ぎた辺りの4月半ばには叩き台を役員へ提出するも、実際仕組みとして整備されたのはゴールデンウイークも終わった5月の中旬になろうかという頃合いで、対応としては後手後手もいいところであった。まあ、しがない中小企業である弊社では、このぐらいがせいぜいだったのだろう。
正直なところ、この過程やここ数年来のいざこざで、会社への愛想が尽きているのだが、コロナ禍で先行きの見えない経済情勢では転職もままならない。
普段、後悔はせず、反省に留めているのだが、こればかりは昨夏にあったいざこざの折に決断をしておけばと後悔している。
さて、愚痴を続けたが、表題のSSLに話を進めたい。
技術畑でない人にはさっぱりだろうが、暗号化通信のSSL/TLSである。
SSLとは、インターネットなどのIPネットワークでデータを暗号化して送受信するプロトコル(通信手順)の一つ。データを送受信する一対の機器間で通信を暗号化し、中継装置などネットワーク上の他の機器による成りすましやデータの盗み見、改竄などを防ぐことができる。(出典:SSL(Secure Sockets Layer)とは – IT用語辞典 e-Words)
細かい説明は上記引用と出典元のとおりとして1)SSLについて解説する出典元がそもそもSSL対応していないのはどうかと思うが、本稿での話題はSSL証明書である。
セキュリティ強化の観点から各種ブラウザが常時SSLを要請仕出し、昨年9月に大改修を行った弊社サイトもこれに対応した。
それからおよそ1年。昨年9月に取得したSSL証明書の有効期限が到来していた。
端的には、私の不注意ということに帰結するのだが、係る証明書の更新案内メールが90日前、30日前、14日前と来ていたのを読み流していて、実際更新の必要に気が付いたのは、お盆に差し掛かろうという週末の深夜だった。
弊社はそこから帯でお盆を入れて翌週末まで夏季休暇ということになっていたから、すべからく休日対応ということになる。
メールやらインターネットバンキングやらで済むこととは言え、休日対応を強いてしまった経理担当には申し訳ない限りである。
幸い更新手続きは滞りなく終わり、なんとか期限前には更新と相成ったが、かなりの綱渡りだった。
今回の事態で見落としていたのは、メールの読み流しもさることながら、契約先がドメインやレンタルサーバーの自動更新には対応していても、SSL証明書の自動更新には対応していないことを把握していなかったことである。まあ、メールチェックをちゃんとしていれば防げた話なので、上述のとおり不注意と言うしかないのだが。
註
| 1. | ↑ | SSLについて解説する出典元がそもそもSSL対応していないのはどうかと思うが |
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